福祉の潜在有資格者応援 中核人材の確保へ〈東京都〉
2025年09月19日 福祉新聞編集部
東京都は5日、福祉関連の資格を持っていて今は福祉現場で働いていない人、これから働きたい人(新卒も可)が、都内福祉事業所で就労することを支援する「ふくし・保育の資格で輝く! 応援プロジェクト事業」を始めた。福祉現場の中核となる人材確保が目的。東京ポイント(民間決済事業者のポイントに交換して店舗などで利用できる)が最大5500ポイント付与される。
対象は介護福祉士、社会福祉士、保育士のほか、介護職員初任者研修、生活援助従事者研修を修了した人など。ポータルサイト「ふくむすび」(都福祉人材情報バンクシステム)に登録すると500ポイントもらえる。ふくむすびでは福祉事業所、研修、イベントなどの各種情報が得られ、マッチング機能もある。
また、都福祉人材センターなどを通じて、都内福祉事業所に就職すると5000ポイントがもらえる(1カ月以上の就業が条件)。同センターなどでは就職支援アドバイザーによる個別相談、希望に沿ったマッチングなど寄り添った支援を受けられる。さらに希望者は、実技、オンデマンド講座のリスキリング研修も受けられる。
ポイント付与は来年2月末まで。都は潜在有資格者が福祉現場の中核的な人材として新たな活躍の場につながるよう支援する。