全社協の村木会長、韓国社協会長と面会 福祉関係者の交流続ける

2024年0517 福祉新聞編集部
村木会長(左)と金会長=全社協提供

全国社会福祉協議会の村木厚子会長は4月24日、新霞が関ビル(東京都千代田区)で韓国社会福祉協議会の金聖二会長ら訪問団と面会した。

全社協は1970年代からアジアの福祉関係者への支援活動を開始。また約1年にわたって各国から研修生を全国の福祉施設で受け入れる事業も行う。中でも韓国や台湾とは96年から代表者会議を持ち回りで定期開催するなど交流も深い。

両会長は、今後も日韓の福祉関係者の交流を続けることを確認。さらに両国で大きな課題となっている人口減少と少子化をテーマにしたシンポジウムを共催することを決めた。

韓国では、2023年に社会福祉事業法を改正し、市町村ごとに社協を設置することが義務化された。また、韓国政府は福祉に関する研修施設を設立する予定もあるという。

そのため訪問団は27日まで滞在し、全社協が運営する研修施設「ロフォス湘南」(神奈川県葉山町)や埼玉県社協、川越市社協を視察した。