阪神大震災で全壊の母子寮跡地に碑文 風化懸念しプレート設置
2025年01月19日 福祉新聞編集部阪神・淡路大震災で全壊し、入居していたこどもら5人が亡くなった神戸母子寮の跡地に12日、碑文を刻んだプレートが設置された。跡地には社会福祉法人神戸福祉会(神戸市)の就労継続支援B型事業所「クッキー工房マミー」(出山公一施設長)があり、プレートはその敷地内にある。
震災から30年が経過して風化が懸念される中、追悼に訪れる人に正しい情報を伝えようと、寮で育ったこどもや元職員らが奔走して制作した。
碑文は当時37人の母子と職員1人が押しつぶされ、10人以上が生き埋めになったと記している。
母子寮は1997年4月、市内の別の場所で再建され、名称を変更。神戸福祉会が運営している。