石川県に介護職員派遣 福祉施設や1.5次避難所で活動

2024年0123 福祉新聞編集部

厚生労働省は15日、能登半島地震で被災した石川県に18人の応援介護職員を派遣した。4人は羽咋市の福祉施設に、14人は1・5次避難所(ホテルなどの2次避難所に入るまでの一次的な避難先)に入った。

 

石川県では約200カ所の福祉施設が被害を受け、今も停電や断水が続いている施設もある。多くの職員も被災して疲労が重なり、人手が足りない中で外部から応援に入る。

 

厚労省は10日に都道府県に事務連絡を出し、福祉関係団体や社会福祉法人などに対して2月末まで活動できる介護職員などの派遣に協力するよう呼び掛けた。15日時点で43都道府県から約1700人の登録があった。内訳は介護職員約600人、障害福祉職員約400人など。

 

厚労省と災害福祉支援ネットワーク中央センター(全国社会福祉協議会)が登録のあった介護職員数などを集約し、被災施設のニーズとマッチングし、調整が付き次第、随時派遣する。