こどもの自殺防止へ 岡山市に危機対応チームが発足
2026年08月27日 福祉新聞編集部
岡山市は3日、自殺未遂歴や自傷行為の経験があるこども・若者に対応する支援機関を支えるため、「こども・若者の自殺危機対応チーム」を設置した。専門家が学校などに助言し、自殺の危機に迅速かつ適切に対応できる体制を整えた。
チームは本人から直接相談を受けるのではなく、自殺の可能性を否定できないこども・若者を支援する機関や学校などからの要請を受け、対応方針を検討して支援者に助言する。
市の保健福祉局、教育委員会、岡山っ子育成局の3部門が共同で事務局を担う。支援内容は、事務局内の心理師、精神保健福祉士、社会福祉士、保健師らが検討。必要に応じて外部の精神科医や弁護士を招集し、対応に当たる。
全国の小中高生の自殺者数は2025年に538人となり、過去最多を更新した。一方、岡山市の20歳未満の自殺者数は近年、10人未満で推移している。
市の担当者は「これ以上、こども・若者の自殺を増やさないことが重要」とした上で「こどもと身近に接する教員などの支援者だけでは、対応が困難な事例も多い。チームによる支援を通じ、個別事例への対応に加え、支援者の支援力向上にもつなげられれば」と話した。

