25年の自殺者2万人を下回る 小中校生は538人で過去最多〈厚労省〉

2026年0412 福祉新聞編集部

 厚生労働省は3月27日、2025年の年間自殺者数が1万9188人で、24年より1132人減ったとする確定値を公表した。1978年の統計開始以来、2万人を下回るのは初めて。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も15・6で過去最少だった。

 年間の自殺者が3万人台だった1998年からの13年間と比べ、経済や雇用環境が改善されたことが背景にあるとみられる。

こどもの自殺過去最多 高校生は健康問題増加

 一方、こどもの自殺は増加傾向が続く。小中高生は538人(男子258人、女子280人)で、24年より9人増えて過去最多を更新した。男女別では男子の中高生が24人増え、女子の中高生が10人減った。

 こどもの数が減っているにもかかわらず自殺が増えているため、10~19歳の自殺死亡率は年々上がり、25年は7・8。16年の4・5よりも3・3増えた。

 こどもの自殺増の原因として、高校生はうつ病など精神疾患を含む健康問題の占める割合が大きくなった。特に女子高生はその傾向が強く、25年は学校問題よりも多かった。

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