東北地方の大雪で福祉施設の運営にどう影響 

2026年0217 福祉新聞編集部
愛生会の特養ケアホームおおゆの前に積もった雪

 1月21日からの大雪で、秋田、青森、山形県など東北地方を中心に災害救助法が適用される中、各地の社会福祉法人の施設運営に影響が出ている。

秋田・愛生会

 秋田県鹿角市にある社会福祉法人愛生会(村木宏成理事長)では、例年の3倍近い1・5メートルの積雪となり、施設の屋根には1メートル近い雪が積もった。村木理事長は「職員に雪下ろしをさせては、けがの可能性がある」として業者に依頼しようとしたが、道路の除雪で手が回らず、頼めなかったという。職員が施設の駐車場で転倒し、骨折する被害も出た。

 村木理事長は「これ以上、積もらないことを祈るだけ」と話し、お手上げの状態だ。

青森・玉葉会

 社会福祉法人青森県玉葉会(髙杉金之助理事長)がある青森県平内町は例年、積雪による被害が目立つ地域ではないが、「青森市内に住む職員が大雪の影響で出勤できなくなった」と川邊智施設長は話す。

 救護施設利用者の定期的な通院も、「市内の病院の場合、断念せざるを得ないケースもあった」と言い、影響は少なくない。社会福祉協議会や行政などとチームを組み、地域の1人暮らし高齢者宅の除雪に取り組む活動も、今年は活発に行われている。

山形・友愛の里

 毎年、大雪に見舞われる山形県新庄市は積雪が98センチ(12日午後5時半現在)となり、社会福祉法人友愛の里(高橋誠一理事長)では山科早苗園長が「1日当たりの積雪量が多く、短期間で積もった印象」と例年との違いを語る。

 雪で屋根のない建物の入り口がふさがったこともあった。小型重機を備えるなど雪には慣れている施設だが「1日がかりの除雪となり大変だった」と話す。大雪の影響で電車が運休、通所利用者の一部で施設利用ができなくなるなど、運営にも影響が出ている。

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