農福連携を全国に ノウフク・アワードで21団体表彰

2026年0211 福祉新聞編集部
グランプリを受賞したココトモファームの齋藤代表取締役(左から2人目)、齋藤ゆみ専務取締役(同3人目)

 農福連携を全国的な取り組みにすることを目的に、優れた実践を表彰する「ノウフク・アワード2025」の表彰式が1月28日、東京都江東区の木材会館で開かれた。応募のあった215団体の中から21団体が受賞し、グランプリには(株)ココトモファーム(愛知県犬山市)が選ばれた。

 同社は、広さ11・8ヘクタールの畑で年間約40トン収穫している米を活用したバームクーヘン、カヌレ、大福などの米粉スイーツを製造し、19店舗で販売。日本福祉大と地元産のみかん、ニンジンを使ったジュレを共同開発し、障害者が手話で接客する店舗も運営している。齋藤秀一代表取締役は「小さな挑戦が、多くの仲間に支えられてここまできた。農福連携が社会を支える力になるよう取り組んでいきたい」と述べた。

 ほかに準グランプリには、「人を耕す」部門=社会福祉法人新友会ひまわり畑(大分市)▽「地域を耕す」部門=佐賀県▽「未来を耕す」部門=ぽかぽかワークス(名古屋市)―が選ばれた。

 20年度のアワード発足当初からアンバサダーを務めるタレントの城島茂さんは「人のつながりをキーワードに農福連携が広がっていくことを願っている」と語った。

 農福連携は障害者や引きこもりの人らが、農林水産業に取り組んで生きがいや自立につなげる取り組み。政府は農福連携の主体を30年度までに1万2000件以上に増やすことを目標としている。

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