音声を多言語表示する透明ディスプレーを110施設に配置 デフリンピック見据え〈東京都〉
2025年07月02日 福祉新聞編集部
11月に開催する「東京2025デフリンピック」を見据え、東京都は7月から、音声を多言語で表示する透明ディスプレーを設置する都有施設を110カ所に拡大する。
透明ディスプレーは案内窓口などに置かれ、音声をリアルタイムで文字に変換してディスプレーに表示する仕組み。聴覚障害者は付属のタブレットに文字入力してディスプレーに表示することができる。英語や中国語など32カ国語に対応する。
都は昨年から都有施設への設置を進めており、6月時点で都庁舎総合案内や都消費生活総合センター、都立中央図書館、都障害者総合スポーツセンター、都心身障害者福祉センターなど41カ所に設置している。
新たに69カ所
7月から中央都税事務所や都立府中療育センター、代々木公園、都現代美術館、東京消防庁本部庁舎など61カ所に、9月には警察署を中心に8カ所設置する予定だ。