社会的養育のこどもとカードゲームで関係づくり「TOKETA」

2023年0222 福祉新聞編集部
キットの中身=福祉とデザイン提供

 一般社団法人福祉とデザイン(酒井咲帆代表理事)はこのほど、社会的養育のこどもとのコミュニケーションツールの販売を開始した。カードゲームなどを通じ、こどもに安心して気持ちを話してもらうことなどが狙い。里親家庭や児童福祉の現場などで、こどもとの距離を縮めるのにも役立ちそうだ。

 

 フォスタリングカードキット「TOKETA(とけた)」は「こんにちはカード」「しつもんカード」「おうえんカード」の3種類が入っている。

 

 こんにちはカードは「楽しい」「安心する」「ワクワクする」など感情がイラストで記されたカードと、「あそび」「時間」「曲」などが記されたカードで構成する。

 

 「楽しい時間」や「ワクワクする遊び」などそれぞれを組み合わせた内容を参加者が話すことで打ち解けた関係になるという。

 

 また暮らしの疑問を気軽に聞くのがしつもんカードだ。「お願いごとは誰にどう伝える?」「今つらいので相談したい」などのカードを選んでもらい、心の声を引き出す。自由に書き込める白紙のカードもある。

 

 「おうえんカード」は、付録のシートとカードを使ってエコマップを作る。自分の周りに、児童相談所の職員や学校の先生などのカードを配置することで、悩みを相談する際の参考にしてもらう。支援者にとっても社会資源を把握するのに役立つ。

 

 このほか、こども向けのサポートブックや、支援者向けの手引きも入っている。
 現在、「TOKETA」はオンラインで販売しており、価格は2000円(税込み、送料別)。同法人は「里親家庭や児童養護施設、児童相談所などさまざまな場所で活用してもらえれば」と話す。

 

福祉新聞の購読はこちら