島根県内の社協が合同サイト開設 役割や活動事例をPR

2022年0824 福祉新聞編集部
しまねの社協がそこにある

 社会福祉協議会の役割や活動をPRしようと、島根県内のすべての社協(県社協、19市町村社協)合同の情報発信サイト「しまねの社協がそこにある!」が今夏完成した。県社協によると、これまでは各社協ごとに広報活動を展開してきたが、県内の社協が共同で実施するのは初めて。

 

 社協が地域福祉の推進役として、社会的価値や認知度を高める必要性を感じていた島根県社協は2019年、市町村社協でつくる「オールしまね社協ブランディング検討会」を立ち上げ、およそ2年にわたり広報戦略などを協議してきた。

 

 県内社協の活動を発信するホームページの開設は検討会の議論に基づくもので、7月29日にオープンさせた。

 

 サイトでは社協の役割を分かりやすく紹介。県内の各社協で職員1人が任命され、広報活動の中心的な役割を担う「オールしまね社協ブランド推進員」が活動事例について記事を執筆し、随時掲載していく。「地域貢献・社会貢献」「災害ボランティア」「ひきこもり支援」などのキーワードや、市町村別での検索も可能だ。

 

 県社協総務企画部企画スタッフでブランド推進員の石橋真奈さんは「若年層を中心に社協の認知度が低いことが課題なので、多くの県民に見てもらいたい。広報以外でも、社協間連携が進むきっかけにもなれば」と期待している。

 

 

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