25年の出生数70万人で過去最少更新 少子化に歯止めかからず〈厚労省〉

2026年0308 福祉新聞編集部

 2025年に生まれた外国人を含むこどもの数は70万5809人となり、10年連続で最少を更新した。前年から2・1%減った。厚生労働省が2月26日、人口動態統計の速報値として発表した。今後公表する確定値は国内の日本人だけが対象で、出生数はさらに少なくなる。

 少子化は政府の想定よりも早く進んでいるが、減少率は前年よりやや鈍化し、都道府県別で東京と石川が増加に転じた。死亡数から出生数を差し引いた人口の「自然減」は89万9845人で過去最大となり、人口減少にも歯止めがかからない。

 日本人の出生数は1949年の約269万人をピークに75年ごろから減少傾向で、2016年に100万人を割った。

 婚姻数は前年速報値から5657組(1・1%)増加し、離婚数は同6983組(3・7%)減った。婚姻数は2年連続で増えた。離婚数は19年まで20万台だったが、21年は19万台、22年以降は18万台で推移する。

 速報値を受けて上野賢一郎厚生労働相は27日の記者会見で、「若い世代の所得の向上や、子育て世帯の共働き・共育ての推進に取り組む」と述べ、婚姻数が増加したことについては「良い傾向ではないか」と話した。

0 Comments
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る