介護ロボット普及促進センター開所 無償貸与で現場支援〈大分県社協〉

2022年0614 福祉新聞編集部
開会式ではテープカットも行われた

 大分県社会福祉協議会は6月1日、福祉機器に関する相談などに応じる「介護ロボット普及推進センター」を開所した。無料で貸し出しなども行い、福祉施設の現場を支援する。

 

 同日、大分市内で開かれた開所式で、草野俊介・同県社協会長はセンターの狙いについて「現場で働く人々の負担を減らすと同時に、魅力のある職場づくりを進めたい」と語った。

 

 県社協が運営する同センターには、相談員として理学療法士らが勤務。委託費1170万円で運営する。常設の展示場には約30機器が並んでいるという。

 

 また、福祉施設に対して福祉機器の製品情報や活用方法を紹介。導入に向け、補助金や業務改善の事例などの相談にも乗る。

 

 一方、福祉機器の開発企業を対象に、PRに関する相談や補助金に関する情報提供もする。

 

 県社協によると、2025年に2万6000人の介護人材が必要になり、1000人以上が不足するという。そのため福祉機器の活用を進めることで、現場の効率化を進めたい考えだ。

 

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