コロナで休園の保育所が急増 「子どもに定期的なPCR検査を」の声

2021年0913 福祉新聞編集部

 新型コロナウイルス感染症の「第5波」の影響により、保育現場に動揺が広がっている。厚生労働省によると、9月2日時点で全面休園した保育所がこれまでで最も多い185カ所になった。保育所からは「保育士全員がワクチンを打っても不安が拭えない」との声も出ている。

張り詰めた空気

 神奈川県内にある社会福祉法人では運営する4カ所の保育所のうち、8月末までに2カ所で新型コロナが発生。同法人の理事は「園内には張り詰めた空気が今も続いている」と話す。

 

 幸いにも子どもに感染は広がらず、2週間の休園後は通常に戻った。しかし、送迎で保護者を園舎に入れないなど感染対策を徹底しているという。

 

 自治体の優先接種もあり、保育士のうち8割が2回目のワクチン接種を終えた。しかし「デルタ株の感染力は強い上、保育士は子どもとの接触が避けられず、不安は拭えない」(理事)。

 

続きは本紙で

 

福祉新聞の購読はこちら