保育所でRSウイルスが猛威 感染研「理由は不明」
2021年09月09日 福祉新聞編集部RSウイルスが全国の保育所で猛威を振るっている。今年7月までに2018年や19年の規模を上回っている状況だ。すでに全都道府県で感染者が確認されており、現場では警戒感を強めている。
高い乳児へのリスク
RSウイルスは、発熱や鼻汁、せきなどの症状が出る呼吸器感染症。生後2歳までにほぼ全員が感染するが、再感染もある。
生後6カ月未満の場合は入院するリスクが高く、その際は酸素投与や輸液などの対症療法を行う。先天性心疾患やダウン症候群の子どもは重症化しやすい傾向があるという。
「今年は何がどうなっているのか」
こう驚くのは堺暁福祉会(大阪府)の斎藤三枝・あかつき保育園長だ。同園では6月までに0歳児と1歳児でRSウイルスに感染した子どもが8割に上った。
続きは本紙で