25年の自傷・自殺未遂で救急搬送4万3000人
2026年10月02日 福祉新聞編集部
2025年に自傷や自殺未遂で救急搬送された人が4万3631人で増加傾向にあることが、厚生労働大臣の指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」の調べで分かった。世界自殺予防デーの9月10日、公表した。
消防庁の救急搬送データを分析し、自傷や自殺未遂といった自損行為(死亡例も含む)をみると、25年は1日平均120人が搬送された。19年以降では最多となった。
また、同センターは、全国312の救命救急センターのうち、22年12月~25年12月に登録した105センターの自傷・自殺未遂症例9168件を分析した結果を公表した。全体の64・8%を女性が占めた。年代別にみると、19歳以下は女性が男性の3倍以上、20歳代は2倍以上。女性は男性よりも過量服薬によるものが多かった。
25年1月1日以降に受診し、自傷・自殺未遂の動機(複数回答)を確認できた症例3337件も分析した。そのうち小中高校生は336件で「学校問題」(42%)が最も多く、「家庭問題」(31%)がそれに続いた。
若年層の自殺は近年急増しており、同センターは「自傷・自殺未遂者への対応は自殺対策の重要な柱だ」としている。

