特別養護老人ホーム8600施設超え 介護施設・事業所調査〈厚労省〉

2025年1230 福祉新聞編集部

厚生労働省が12月19日に発表した2024年の介護サービス施設・事業所調査で特別養護老人ホームが8600施設を超えたことが分かった。

調査は、全国の介護サービスを提供する施設数や職員の状況、利用状況などを把握し、今後の施策の基礎資料を得るのが目的。毎年10月1日現在の状況を調べている。

特養は前年より73カ所増の8621施設。定員は60万4469人で6496人増えた。働く介護職員は29万9123人だった。

1施設当たりの定員は70・4人。在所数は66・5人で、利用率は94・5%だった。
開設主体は▽社会福祉法人(95・7%)▽市区町村(2・5%)▽都道府県(0・4%)▽広域連合・一部事務組合(1%)▽社会福祉協議会(0・3%)――などと続いた。

一方、老人保健施設は4214施設で、前年よりも36カ所減る結果となった。定員は36万5939人で、働く介護職員は12万4137人だった。

1施設当たりの定員は87人で、利用率は88・2%。開設主体は医療法人(75・5%)と社会福祉法人(16・1%)で9割以上を占めている。

このほか、居宅サービスについては、訪問介護が3万7264カ所、訪問看護ステーションが1万8042カ所、通所介護が2万4585カ所などとなっていた。

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