100歳以上10万人に迫る 55年連続で最多更新〈厚労省〉
2025年09月21日 福祉新聞編集部
9月1日時点で100歳以上の高齢者は全国に9万9763人(前年比4644人増)おり、55年連続で過去最多を更新したことが12日、厚生労働省の集計で分かった。女性が8万7784人で全体の9割弱を占める。
老人福祉法が制定された62年前(1963年)は153人だったが、81年に1000人超、98年に1万人超、2012年に5万超となり、今年は10万人に迫った。
都道府県別では東京8150人、神奈川5386人、北海道5157人が多い。人口10万人当たりの人数をみると島根168.7人が最も多く、次いで高知157.2人、鳥取144.6人と続いた。
また、今年度中に100歳になる5万2310人(4422人増)には、15日の「老人の日」に合わせて内閣総理大臣から祝い状と記念品が贈られた。長寿を祝い、社会の発展に寄与してきたことに感謝し、国民に高齢者福祉への理解を深めてもらうことを目的としている。
なお、最高齢者は男性が111歳の水野清隆さん(静岡県)、女性が114歳の賀川滋子さん(奈良県)だった。