能登半島地震の恩返し 石川・能登町が熊本・氷川町へトイレカー
2026年08月16日 福祉新聞編集部
石川県能登町は7月31日、熊本地震で震度7を観測した熊本県氷川町に「トイレカー」を提供した。2024年の能登半島地震の際に氷川町から支援を受けたことから、「恩返しができれば」との思いで届けたという。
トイレカーはスズキの軽トラックを改装したもので、水洗式の洋式トイレ2基を備えている。能登半島地震でトイレ不足が深刻化した経験を踏まえ、能登町が26年春に導入した。
能登町の職員らは7月30日、トイレカーで能登町を出発。翌31日に氷川町へ到着した。併せて簡易トイレや給水袋も提供した。
こうした支援の背景には、2年前の能登半島地震での交流がある。氷川町は当時、名産品の畳1000枚を能登町へ寄贈。避難所などに敷くと、被災者から好評だったという。
今回の熊本地震を受け、能登町では町長をはじめ職員の間で「何か恩返しができないか」との機運が高まった。事前に氷川町と調整した上で、トイレカーの派遣を決めた。
能登町の道下政利危機管理室長は「能登半島地震で支援いただいた感謝の気持ちは忘れていない。1日も早い復興を願って、能登町として引き続き支援を検討したい」と話している。

