児童福祉施設職員の海外研修が50回に 資生堂子ども財団が特設サイト
2026年06月05日 福祉新聞編集部
資生堂子ども財団(塩島義浩理事長)は5月19日、児童福祉施設の中堅職員を対象にした海外研修が50回に達したことを踏まえ、特設サイトを開設した。海外研修の紹介とともに、研修修了者のインタビュー動画などを掲載している。
同財団は1972年から、児童養護施設や乳児院などで5年以上働く職員を対象に、海外の社会的養護制度や最新の支援技術を学ぶ研修を実施。これまで20カ国で開催しており、参加者は750人に上る。
特設サイトでは、社会福祉法人扶助者聖母会が運営する児童養護施設「星美ホーム」で働く工藤嘉央さんへのインタビューを紹介。2019年のベルギー研修について「空気を読みすぎず、思いをもっと声にしていいと確信した」と振り返った。研修後は仕事の軸が明確になり、施設内外の資源をつなぐ役割を意識するようになったという。
研修の同期とは今も関係が続いており「研修が一過性の経験ではなく、学びのコミュニティーになっている」と語った。
このほか、同財団は今回、研修修了者を対象にアンケートを実施。「研修が人生やキャリアに影響を与えた」と回答したのは98%に達した。具体的な変化では「視野や考え方が広がった」が79%、「仕事への意欲向上」が73%だった。
同財団は「50年続いた海外研修は、施設種別を超えたネットワークとなり、現場実践に生かされていることを改めて確認できた。引き続き、長期的な視点に立った人材育成と支援の充実に取り組みたい」と話している。

