移動販売で高齢者の生活支える 八潮市社協とウエルシアが共同運行(埼玉)

2026年0501 福祉新聞編集部
移動販売車で買い物をする高齢者ら=八潮市社協提供

 単身高齢者ら買い物に伴う移動に困難を抱える人をサポートしようと、埼玉県八潮市で今月から移動販売車の運行が始まった。同市社会福祉協議会とウエルシア薬局の共同事業で平日運行する。ルートは曜日ごとに異なり、1日10カ所ほどを回っている。

 市の北部や南部地域で、スーパーやコンビニの閉店などに伴い買い物が不便な状態が続いており、市社協はかねてより対策を模索してきた。

 自治体などと連携して移動販売による買い物支援を展開するウエルシアに協力を呼び掛け、昨年11月に移動販売の導入などを見据えた「地域福祉の推進等に関する連携協定」を締結した。

 運行ルートは町内会や民生委員、地域包括支援センター、市民から寄せられた各地の単身高齢者の状況などを基に市社協が設定した。停車場所は公民館や個人宅、神社、社会福祉法人が運営する高齢者施設など計51カ所。

 ドライバーはウエルシアのスタッフが務める。運行時間は平日午前10時から午後4時まで。1カ所当たりの販売時間は10~15分程度となっている。

 移動販売車に積むのは、野菜、卵、魚、弁当、パン、冷凍食品や、日用品、化粧品、健康食品などウエルシアで扱っている商品。買い物以外にも、公共料金の支払いにも対応する。

 市社協の担当者は「地域住民の交流を生み出すきっかけにもなれば。社協の強みを生かし、福祉ニーズがあれば、適切な支援機関につなげることもできる」と話した。

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