社会福祉法人紀伊の郷が和歌山県と木材利用協定 施設建て替えで紀州材活用
2026年04月03日 福祉新聞編集部
和歌山県白浜町で障害者支援施設を運営する社会福祉法人紀伊の郷(内川一志理事長)と同県は2月20日、建築物木材利用促進協定を締結した。同法人は老朽化に伴う施設の建て替えで県産ブランド材「紀州材」を積極的に活用する。
都市(まち)の木造化推進法に基づき、事業者は国または地方自治体と木材利用の促進に関する構想などを盛り込んだ協定を締結できる。
和歌山県が同協定を締結するのは今回で16件目。社会福祉法人ではこれまで太陽福祉会、県福祉事業団、南紀のぞみ会と結んでいる。
紀伊の郷は1986年7月に設立された。障害者支援施設「日置川みどり園」では重度障害者ら40人が暮らし、駐車場内にある生活介護の作業棟(2棟)などで日中を過ごしている。
施設の老朽化に伴い、2026年度中にも建て替え工事を始める。二つの作業棟を解体し、駐車場全体を活用して紀州材も取り入れた木造2階建て施設(延べ床面積約2400平方メートル)を建てる。
「入居する利用者の特性を踏まえた構造になる」(内川理事長)と言い、27年度の運用開始を予定している。完成後、既存の施設は一部を残し解体。作業棟は敷地近くの土地を購入して新設する。

