生活困難、若者の6割が直面〈こども家庭庁〉
2026年05月17日 福祉新聞編集部
こども家庭庁は4月28日、2025年度こども・若者総合調査の結果を公表した。「生活上の困難に直面した経験がある」とした人が15~39歳は59・5%で、前回調査(22年度)の45・1%と比べ大きく増えたことが分かった。30代は約17ポイント増で特に伸びが大きかった。
直面した困難の中身(複数回答)については「人付き合いが苦手」(40・3%)や「何事も否定的に考えてしまう」(28・9%)が多いが、前回の調査よりは減った。今回の調査で新たに加わった選択肢の「自分の収入が少なく生活が苦しい」は24・7%だった。
4人に1人が生活苦だと回答したことになる。物価高に対して、若い世代の賃上げが追い付かないことが背景にあるとみられる。
10~14歳を対象に、「物事がうまくいかず落ち込んだ経験」の有無を尋ねたところ、「ある」は79・7%で、こちらも前回調査より12ポイント上がった。
この調査は10~39歳2万人を対象に25年11~12月に実施し、9648人から回答を得た。生活の満足度や心身の健康状態、自己肯定感や周囲との人間関係などを網羅的に調べている。
引きこもりは対象外
3年に1度行うもので、22年度は内閣府が「こども・若者の意識と生活に関する調査」として実施。その調査結果は23年3月に、引きこもりの推計値を含んだ形で公表した。
引きこもりは今回の調査の対象外で、こども家庭庁の担当者は「今後、どこの省庁がいつ調査するか決まっていない」としている。

