特別養護老人ホームでChatGPTなど文書作成ツールの活用進む 都高齢協が調査
2026年03月26日 福祉新聞編集部
都内の特別養護老人ホームでChatGPTなどの生成AI(人工知能)を含む文書作成ツールの活用が広まっていることが、東京都社会福祉協議会高齢者福祉施設協議会の「2025年度デジタル機器等実態調査」で分かった。
調査は会員特養343施設の回答を集計(回収率67%)。介護記録ソフトやインカムなどのICT(情報通信技術)ツール、見守り支援機器、介護リフトなど12機器ごとに「活用」「導入」「検討」「関心」の度合いを把握した。
活用率が最も高いのは介護記録ソフトの93%。次いでeラーニング54%▽見守り支援機器(バイタル測定タイプ)46%▽同(荷重変位測定タイプ)28%だった。一方、移動支援機器、排せつ支援機器、コミュニケーションロボットは活用率が数%と低かった。
文書作成ツールの活用率は前年度比8ポイント増の11%。関心率なども上昇しており、同協議会は「介護現場の業務効率化のニーズがより高度な情報処理支援へと拡張している」としている。
介護記録ソフト、インカム、見守り支援機器は前年度から導入率が増えており、24年度に創設された「生産性向上推進体制加算」(テクノロジー機器の導入などが算定要件)が影響したとされる。
移乗支援機器は導入率が微増したものの、検討率は大きく減少。排せつ支援機器も関心率は高いが、導入率は2%未満にとどまる。介護リストは床走行式など全4タイプで関心率が下がり、導入率も前年度とほぼ変わっていない。

