伝統守る雪まつり 岩手の奥州いさわ会が企画
2026年02月18日 福祉新聞編集部
社会福祉法人奥州いさわ会(藤田春芳理事長)は1月31日、旧ひめかゆスキー場(岩手県奥州市)で雪まつりイベントを開催した。1000人が来場し、親子そり引きレースなどを楽しんだ。
催しは、地域公益プロジェクトの一環として、2023年から地元企業とともに閉鎖したスキー場で開始。今回は、こどもをそりに乗せて親が引っ張るそり引きレースや、宝探し、餅まきなど多くのアトラクションが繰り広げられた。

オープニングで披露された庭田植え
イベントのオープニングでは初めて、胆沢地域で伝統的に伝わる「庭田植え」が披露された。これは小正月の1月中旬に、秋の豊作を祈願して各家庭で行われてきた儀式。田植え歌が響く中、昔ながらのみのやわらぐつを身につけた人が、田んぼに見立てた雪に稲を植える姿を参加者は温かく見守った。
プロジェクトは同会の小原守さんが、全国社会福祉協議会が次世代のリーダーを育成するふくし未来塾を受講したことをきっかけに、法人内外に呼び掛けて実現した。
小原さんは「近年、庭田植えを披露する場がなくなり、伝統の継承に危機感を持つ地域の声もあった。今後も住民とともに地域の魅力を探し続けたい」と話している。

