屋根の応急処置学ぶ 災害時の作業を実践で〈日本財団VTC〉

2025年1121 福祉新聞編集部
初めて高所作業に挑戦する人も

日本財団ボランティアセンター(山脇康会長)は10月31日、災害ボランティアの育成拠点「災害ボランティアトレーニングセンター(VTC)」(茨城県つくば市)で、被災した一戸建ての屋根の応急処置などを学ぶ講習を実施した。

受講したのは同県をはじめ、千葉、埼玉県、東京都などからボランティアに意欲的な30代から60代までの8人。参加者の中には現役の消防士もいた。

午前の部は座学で、台風や地震、竜巻などによる屋根への被害事例や、屋根瓦の種類、作業の際に必要になる道具などを学んだ。

午後の部は実践で、2人1組でハーネス(墜落防止用器具)を装着し、約4・5メートルの模擬家屋の屋根で作業した。実際の一戸建て住宅の高さよりは低いものの、高所で作業する経験がない人が多く、中には足を震わせながら屋根伝いに作業した人もいた。

徐々に屋根での体さばきや歩き方に慣れた参加者は、応急処置用のブルーシートの張り方を学んで講習は終了した。

VTCは、災害時にがれきの撤去や道路復旧を担う人材育成と、重機を活用した災害支援拠点として3月に開設された。今後も希望者を募りボランティアを育成していく。

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