東京都が学童保育の独自認証 1クラス619万円を補助

2025年0212 福祉新聞編集部

東京都は放課後児童クラブ(学童保育)の質向上に向けた独自認証制度を創設する。1支援単位(クラス)当たりの受け入れ人数や職員体制など、すべての基準を満たした場合、運営費に上乗せして補助する仕組みで、来年度早期に運用を始める見通しだ。370クラスの認証を見込み、来年度予算案に24億円を計上した。

認証基準では、1クラス当たりの受け入れ児童数を「上限40人」と設定したほか、1クラス当たりの支援員を3人以上配置(1人は常勤)▽日曜、祝祭日、年末年始を除く毎日開所▽午後7時まで開所▽長期休業中の昼食提供▽こどもの意見聴取――なども求める。

認証を受けると、1クラス当たり619万円が補助される。2027年度までは都が6分の5、残りを区市町村が負担する。28年度以降は都が3分の2、残りが区市町村負担となる予定だ。また、障害児を受け入れる際の体制構築や午後7時以降の長時間開所などへの加算を設ける。