要介護694万人、過去最多 22年度介護保険実績(厚労省)

2024年0906 福祉新聞編集部

厚生労働省が8月30日に公表した2022年度介護保険事業状況報告で、要支援・要介護認定者が694万人だったことが分かった。前年より約5万人増えており、過去最多を更新した。

内訳は要介護5が8・5%▽4が12・8%▽3が13・2%▽2が16・7%▽1が20・8%▽要支援2が13・8%▽1が14・2%。

介護給付と予防給付などを合わせた介護保険の費用額は、22年度の累計で11兆3778億円。前年度から940億円増え、過去最高を突破した。

利用者の自己負担などを除いた給付費については、累計で10兆5100億円。前年度から783億円増加し、過去最高を更新した。

サービス別の1人当たり給付費は月平均で、介護老人福祉施設が26万6000円、介護老人保健施設が28万9000円、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護が28万5000円、認知症対応型共同生活介護が26万1000円だった。

一方、居宅サービスでは、訪問介護が7万7000円、通所介護が8万3000円、短期入所生活介護が10万9000円だった。