精神障害者も働く「しげんカフェ」 浮間舟渡駅近くに開店

2022年0105 福祉新聞編集部
ポイントを使って飲食できる「しげんカフェ」の店内

 不要になった衣類などを持ち込むとポイントがもらえて、貯まったポイントでコーヒーなどが飲める――。「しげん(資源)カフェ」と呼ばれる、そんな仕組みを採り入れた喫茶店が12月16日、都内にオープンした。精神障害のある人の働く場としつつ、地域の人が集まりやすい居場所をつくる。資源が循環する社会を目指す。

 

 開店したのは「しげんカフェわくわく」。障害福祉制度による就労支援事業所ではない。運営するのはNPO法人わくわくかん(斎藤縣三理事長)。就労困難者を積極的に雇用する社会的企業「ソーシャルファーム」として、東京都の条例に基づく予備認証を受けた。

 

 店舗はJR浮間舟渡駅(北区)から徒歩8分の高架下にある。半分はリサイクルショップ、残り半分は客席数24の喫茶店。古着や食器などを1回持ち込むとスタンプカードに判が一つ押される。二つで100円分の買い物や飲食に充てられる。

 

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