25年の出生数67万人 10年連続で過去最少更新

2026年0614 福祉新聞編集部
出生数の推移

 厚生労働省は3日、人口動態統計(概数)によると2025年に国内で生まれた日本人のこどもの数は前年より1万4937人減の67万1236人だったと発表した。1899年の統計開始以来、過去最少を10年連続で更新している。

 1人の女性が生涯に産むこどもの数を示す合計特殊出生率も1.14で、過去最低となった。前年より0.01ポイント低下した。

 都道府県別の合計特殊出生率は沖縄(1.52)が最も高く、宮崎(1.46)▽福井(1.45)▽長崎(1.42)と続いた。一方、低かったのは東京(0.96)▽北海道・宮城(1.00)の順だった。

 婚姻件数は48万9119組で、前年を4027組上回った。1972年の109万9984組をピークに減少傾向が続いていたものの、2024年から2年連続で増加した。また、平均初婚年齢は夫が31歳、妻が29.7歳で、いずれも前年を下回った。

 死亡数は158万9489人で、前年より1万5889人減少した。前年を下回るのは5年ぶり。死因は、悪性新生物(24%)▽心疾患(14%)▽老衰(同)▽脳血管疾患(6%)――の順だった。

 結果について、尾﨑正直内閣官房副長官は会見で、「さまざまな要因が複雑に絡み合っているが、結果として少子化に歯止めが掛かっていない」と指摘。政府のこども未来戦略に基づく加速化プランに加え、若い世代の所得向上や、雇用の安定などに取り組むことが重要との考えを示した。

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