熱性けいれん――5分以上は救急受診

2021年1105 福祉新聞編集部

 年齢ははっきりと覚えていませんが、私は熱性けいれんを起こして、救急車で病院に搬送された記憶があります。目が覚めると、お医者さんが注射をしようとしていたのを覚えています。熱性けいれんとは、生後6カ月から5歳くらいまでに起こる38度以上の発熱により起こるけいれん発作です。髄膜炎や先天代謝異常、てんかんなどのけいれんを起こす病気がある場合は、熱性けいれんとは呼びません。通常、けいれんは5分以内に止まり、後遺症を残すこともなく成長していきます。

 

 子供が目の前でけいれんした後なので、救急受診した親御さんは不安でいっぱいで、時にパニックになっていることもありますが、「私も子供の頃にけいれんしたけど、ほら、今、普通に小児科医やっていますよ」とお伝えすると安心されます。

 

続きは本紙で

 

福祉新聞の購読はこちら