虐待対応のプロ養成 山梨県立大大学院、全国初の研究科開設

2024年0421 福祉新聞編集部
看板を設置する早川学長(右)と髙野研究科長=山梨県立大提供

山梨県立大大学院に4月、児童虐待に対応する専門家を育てる全国初の研究科(修士課程)が開設され、1期生6人が入学した。児童相談所や市町村、保育所、児童家庭支援センターなどでリーダーシップを発揮することが期待されている。

 

名前は「人間福祉学研究科」(定員1学年5人)。多職種と連携して包括的な支援体制を構築できる能力や、効果的な制度改革、政策を提言できる能力の習得を目指す。カリキュラムはこども虐待を柱に、保育現場に関わる諸問題、ソーシャルワークの3領域で構成し、特任教授や同大教員計約20人が指導に当たる。児相や児童養護施設などでの実習、演習も用意している。

 

3日に開学式があり、早川正幸学長と、髙野牧子同研究科長が研究科の看板を設置した。