アーティストのドミンゴ・ザパタさん、児童養護施設でイベント

2023年0421 福祉新聞編集部
ドミンゴさんが最初に花を描いた

 社会福祉法人扶助者聖母会の児童養護施設「星美ホーム」(東京都北区)で3月29日、スペイン人アーティストのドミンゴ・ザパタさんと共に絵を描くイベントが開かれた。日本児童養護施設財団の主催。同ホームで暮らすこども6人が参加し、ドミンゴさんと一つのキャンバスに自由に色を重ねていった。

 

 ドミンゴさんはスペイン生まれ。生命力などをテーマに、油とアクリルを使ったコラージュ作品などを数多く手掛けている。かつてユニセフのチャリティーオークションでは、作品が100万ドル以上の価格で落札された。ローマ教皇と共同で作品を制作したこともある。

 

 同日は、最初にドミンゴさんが「みんなのためのお花だよ」と話し、3種類の花を描いた。その後、「一緒に描こう」と呼び掛け、こどもたちに筆を渡した。星美ホームの白川実香副施設長は「ドミンゴさんの誰でも受け入れる人柄のおかげで、こどもたちも自由に絵を楽しむことができた」と話す。

 

 催しは2時間ほどで終了。イーゼルなど使用した道具はすべてプレゼントしてくれたという。完成した絵は現在建設中のホールに展示することを検討している。

 

 ドミンゴさんのマネジメントを行うOne Avenueによると、イベントは3月に都内で開かれた「アートフェア東京」で来日したのに合わせて初めて実施。同社のギルフォイル・アレキサンダー社長は「ドミンゴは、こどもたちが世界をつくるという揺るぎない理念を持つ。今後も活動を続けたい」と話した。

 

 現在、ドミンゴさんの作品は4月末までザ・ペニンシュラ東京(東京都千代田区)のロビーでも見ることができる。

 

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