児童養護施設のノウハウ生かし、小規模保育所を運営 つるみね福祉会(長野)
2021年11月11日 福祉新聞編集部長野県岡谷市で児童養護施設・つつじが丘学園(旧称・塩嶺学園)を運営するつるみね福祉会が、今年度から塩尻市に小規模保育所を開設した。長年児童養護施設で培ってきたノウハウや専門性を生かし、保育所に通う子ども・保護者だけでなく、地域の誰もが気軽に利用できる「よろず相談所」としての役割を担うのが特徴だ。
未満児保育が地域課題
塩尻市の人口は6万6000人ほど。人口減少傾向にある中、県で2番目に人口の多い松本市のベッドタウンとして、住民が増加している数少ない地域の一つ。
直近は3年連続で4月時点の待機児童は0人だったが、年度途中の申し込みを加えて算出する10月時点調査において、特に3歳未満の待機児童が発生する年が何度かあり、その受け皿を確保するのが市の課題だった。
続きは本紙で