盲導犬育成の新技術を世界に発信 横浜で国際会議

2026年0528 福祉新聞編集部
海外からの参加者の質問に答える田中さん(左端)

 国際盲導犬連盟は14~17日、横浜市内で盲導犬育成の専門家が訓練技術を学び合う国際会議を開き、26の国と地域から約400人が参加した。日本での開催は2014年以来12年ぶり。

 主管は公益財団法人日本盲導犬協会(金高雅仁理事長、東京)で、同協会は東京大と共同で進める研究を発表。熟練した訓練士の動作を接触センサーで分析し、若い訓練士に継承するための新しい技術を紹介し、パネルでも展示した。

 この技術は、訓練士が手で握るハンドル(盲導犬が装着するハーネスの一部)にセンサーを取り付け、訓練士の力の入れ具合などを数値化するもの。ゴルフのスイングを分析するのと同じ要領だ。

 その数値を分析したところ、熟練者と初心者で違いがあることが判明。同協会のベテラン訓練士の田中真司さん(44)は「これまで訓練士は感覚的に教わってきたが、この技術が実用化すれば、正確に早く習得できるようになる」と期待を寄せる。

 今回の会議では、このほか盲導犬を同伴する視覚障害者が飲食店などの利用を拒まれた経験を国際比較した調査結果の報告や、拒否事例にどのように対処するか話し合うシンポジウムなどがあった。

 国際盲導犬連盟は1989年設立で本部は英国にある。34カ国・100の育成団体が加盟しており、加盟団体の取り組みを支援している。

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