介護事業所をサポート 秋田県がワンストップ窓口開設
2024年09月01日 福祉新聞編集部秋田県は8月21日、介護事業所の課題解決を支援するワンストップ窓口「あきた介護業務『カイゼン』サポートセンター」を、秋田市の介護労働安定センター秋田支部内に開設した。生産性向上や業務改善、テクノロジー活用に関する悩みに対応し、専門家が課題の見える化や改善策などについて個別支援も行う。相談は無料でオンライン(Zoom)でも受け付ける。
センターではほかに、介護ロボットやICT(情報通信技術)機器の使い勝手や効果を確認できる無料試用貸し出しや、介護ロボットなどの展示会と介護現場の課題解決セミナー(9月29日)、生産性向上モデル事業所の見学会も開催する。
センターの運営費は国の地域医療介護総合確保基金を活用しており、すでに22都道府県でも設置されている(7月19日時点)。県は1200万円の予算を確保し、介護労働安定センターが受託運営する。
県の担当者は「秋田県は特に生産年齢人口が減っていく中で、事業所の業務継続、働きやすい職場づくりに向けて活用してほしい」としている。