ショートステイに看取り加算新設へ 長期利用は適正化(厚労省)

2023年1107 福祉新聞編集部

2024年度介護報酬で「短期入所生活介護」に新たに看取り対応の加算が設けられる見込みだ。厚生労働省が10月26日の社会保障審議会介護給付費分科会で論点として示した。

 

利用者ができる限り在宅生活を続けられるよう支援するのが目的。調査で事業所が看取りケアに対応する割合が増えていることも分かっている。

 

算定要件としては看護職員の配置、看取り期の計画策定などが想定され、算定期間には一定の制限が設けられる。

 

また、短期入所生活介護の長期利用について適正化を図る。自費による利用をはさみ連続して30日を超えて同一事業所を利用した場合の減算の算定率(事業所ベース)が7割に上り、施設入所と似た利用形態となっていることなどから、特別養護老人ホームなどの報酬と均衡を図るよう見直す。