基礎年金底上げで合意 3党が修正案を提出

2025年0529 福祉新聞編集部

国会で審議中の年金改革法案をめぐり、自民、公明、立憲民主の3党は5月27日、法案の付則に基礎年金の底上げ策を明記することで合意し、28日に衆議院に提出した。就職氷河期世代の低年金を防ぎたい考えだ。

修正案は厚生年金の積立金を使って基礎年金の給付水準を底上げすることが柱。2029年の年金財政検証を踏まえて底上げの是非を判断する。政府は当初、この底上げ策を法案に盛り込む予定だったが、自民内の慎重論を受けて削除した。