静岡で保育のお仕事フェア 就職後のミスマッチ防ぐ機会に

2026年0715 福祉新聞編集部
学生たちは真剣に耳を傾けた

 静岡県と県社会福祉協議会は4日、静岡市の常葉大で「保育のお仕事フェア」を開催した。保育所や認定こども園、児童養護施設などを運営する50法人が出展。学生ら260人が訪れ、職員の話に耳を傾けた。

 催しでは最初に法人による1分間のプレゼンテーションの時間を設けた。そろいのTシャツを着た若手職員らが壇上で、研修制度や福利厚生など法人の特徴をアピール。その後の個別相談会では、学生らが各法人のブースを15分ずつ最大5カ所回った。 

 出展した社会福祉法人聖隷福祉事業団は保育所や認定こども園を10カ所運営しており、毎年保育職だけで約20人を採用している。今回7人の学生がブースを訪れた。同法人人事企画部の安間聖課長補佐は「結婚後に別地域の保育所へ異動でき、発達支援などにも関われるのが法人の強み。今後園の見学などにつながってくれれば」と話した。

 催しは県社協のしずおか保育士・保育所支援センターが毎年企画しており、養成校を会場とした開催は今回で3回目。参加者は増加傾向にあることから約100法人が出展を希望したが、会場の都合で半数を断った。

 県社協の阪本真由美さんは「お祭りのような楽しい雰囲気の中で、学生に保育の仕事の魅力を知ってもらうのが狙い。法人に対しても他法人の様子を知り、意識改革につながる機会になれば」と話す。

 常葉大の鈴木久美子教授によると、就職活動で福利厚生などを重視する学生は少なくないが、実際は保育観を語れる園が支持される傾向にあるという。鈴木教授は「さまざまな保育所と出会うことで、仮に就職後にミスマッチがあっても他業界ではなく、再び保育業界で働いてもらえれば」と期待を寄せた。

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