介護事業者の倒産2年連続で過去最多〈東京商工リサーチ〉
2026年01月21日 福祉新聞編集部
東京商工リサーチは9日、2025年の介護事業者の倒産が176件と2年連続で過去最多を更新したと発表した。倒産した事業者は訪問介護(91件)が最も多く、通所・短期入所(45件)、有料老人ホーム(16件)と続いた。倒産の原因は売り上げ不振(140件)が8割を占めた。
また、倒産した事業者の規模をみると、資本金500万円未満が73%、負債1億円未満が80%、従業員10人未満が81%で、事業規模の小さい事業者がほとんどだった。都道府県別では、東京と大阪が17件でトップ。北海道が12件、神奈川と愛知が11件だった。
業種で訪問介護が突出した背景について同社は、24年度の介護報酬マイナス改定の影響が大きいとみる。
同社は「介護業界の人員確保やコスト上昇への対応は自助努力だけでは追い付かないレベルまで深刻さを増しており、倒産が続く可能性が高い」と分析している。

