岐阜県「働いてもらい方改革」 優良事例に心誠会
2026年02月27日 福祉新聞編集部
岐阜県は5日、「働いてもらい方改革」の優良事例集第4弾を発表した。働きがいと働きやすさを高めるCX(コーポレート・トランスフォーメーション=経営戦略や体制の変革)を推進する企業などを取り上げるもので、社会福祉法人では岐阜県郡上市で特別養護老人ホームやショートステイ、ケアハウス、訪問看護などを運営する心誠会(坂本仁理事長)が選ばれた。
同法人は柔軟な勤務時間と業務の切り分けに取り組んだ。子育てや介護をしていても働き続けられるよう、週1回5時間の勤務や、1日当たり3時間の勤務など、本人の都合に合わせた短時間勤務を導入した。勤務時間は、希望に応じて午前7時から午後6時半の間でのスライド勤務や中抜けを認め、柔軟に働けるようにした。
また、介護業務を切り分け、掃除や洗濯、食事介助、送迎などを短時間勤務の職員に担ってもらった。
コロナ禍にはタブレット端末を導入。業務記録の作成など事務作業を効率化し、打ち合わせ時間も短縮した。残業が減り、利用者に充てる時間が増えたことで、介護サービスの向上にもつながった。
これらの取り組みが奏功し、同法人が運営する特養せせらぎ緑風苑の平均勤続年数は12~13年と長くなった。早期離職者も減り、短時間勤務の導入により、体力などに制約のある高齢者も働けるようになり、最高齢で77歳の職員が活躍しているという。
事例集は県ホームページで公開している。

