母国で福祉のリーダーに 全社協アジア研修修了式
2026年03月06日 福祉新聞編集部
全国社会福祉協議会は2月21日、第39期アジア社会福祉従事者研修の修了式を開催した。日本の福祉を学んだ6人の研修生が帰国後の決意などを語った。
研修は国際児童年に伴い、全国の福祉関係者らによるアジアへの支援運動が盛り上がったのがきっかけ。全国の福祉関係者による基金で運営されており、1984年からこれまで8カ国から約190人を受け入れている。
開会にあたり全社協の村木厚子会長は「大きな学びと、多くの人とのつながりが築かれたことを確信している。母国でも社会福祉のリーダーとして活躍してほしい」と激励。6人の研修生に修了証と記念品を授与した。
今回来日していたのはキムさん(韓国)▽ホヮンさん(台湾)▽エイプリルさん(フィリピン)▽アイスさん(タイ)▽サミーラさん(スリランカ)▽ハディさん(インドネシア)の6人。25年3月から日本語学習や福祉施設などでの研修に取り組んだ。
キムさんは研修でつながりと継続性が重要だと学んだと強調し「日本と韓国の社会福祉をつなぐ架け橋となりたい」と決意を述べた。またホヮンさんは児童養護施設の職員と性被害を受けたこどもの支援について知識と経験を共有したことを成果に挙げた。エイプリルさんは日本の支援現場を経験したことがソーシャルワーカーとして意義あるものだったと強調した。
一方、アイスさんとサミーラさんは日本の放課後児童クラブのような仕組みを母国でも導入したいと意欲を示した。ハディさんも「日本の障害者支援のように、職業訓練だけでなく就職後も働き続けられる一貫したサポートを自国で実現したい」と語った。

