高校生が福祉体験 魅力発信へ動画制作(兵庫・明石市)

2025年0127 福祉新聞編集部
現場での様子をリアルに伝える動画

福祉人材の確保につなげようと、兵庫県明石市は16日、福祉の仕事の魅力発信動画を制作したと発表した。市立明石商業高校に今年度開設された「福祉科」の生徒が児童発達支援、介護、就労支援の現場を体験した様子を収めた。動画は3本でそれぞれ10分弱。

市の産官学共創プロジェクトの一環で、昨年4月に企画が始動した。同8月に同校福祉科の生徒が児童発達支援センター「市立ゆりかご園」、就労支援事業所「サポートセンター曙」(社会福祉法人明桜会)、特別養護老人ホーム「清華苑」(社会福祉法人三幸福祉会)を訪問。生徒の職場体験を通じて福祉職の魅力を伝えるドキュメンタリー動画に仕上げた。

市施設人材育成課は「生徒たちが初めて経験する福祉の現場で戸惑う様子や仕事の大変さ、楽しさを感じる様子をリアルに見てもらえる新しい視点の動画になっている」としている。動画は同市の公式ユーチューブチャンネルで視聴できる。