介護、障害報酬に物価スライド導入を 参院議員有志、厚労相らに要望
2025年01月21日 福祉新聞編集部尾辻秀久議員(自民党)、衛藤晟一議員(同)ら医療、介護、福祉を守る参議院議員の有志は昨年12月26日、診療、介護、障害福祉の各報酬に物価、賃金の上昇に応じてスライドする仕組みを導入するよう、福岡資麿厚生労働大臣らに要望した。期中改定も視野に検討するよう求めた。
各報酬はいわゆる公定価格で決められているため、民間企業のように賃上げするのは難しく、他産業に人材が流出してしまう。さらに食材料費の高騰が経営に響き、事業の継続が危ぶまれている状況を「到底看過できない」と指摘し、要望した。
社会保障予算についても、財政フレームを見直すなどして、高齢化の伸びの範囲内に抑制するという扱いをやめて、物価、賃金の上昇を踏まえた仕組みとすることも求めた。