保育所用務員に退職自衛官を採用 「子育て支援員」取得する人も(島根)

2024年0724 福祉新聞編集部

島根県出雲市内で2保育所や介護型ケアハウス、放課後児童クラブ(学童保育)などを運営する社会福祉法人あすなろ会(竹内一夫理事長)は、退職した自衛官を保育所の用務員として雇用している。規律正しくきびきびとした勤務姿勢が好評で、こどもが巻き込まれる事件、事故が多発する中、園児や職員にとって心強い存在になっている。

同会は2012年からこれまでに、陸上自衛隊出雲駐屯地を最後に55歳で退職した人を中心に9人を雇用し、22年には自衛隊島根地方協力本部から感謝状が贈られた。

自衛官の再就職支援などを担う「島根地域援護センター」に求人を出し、施設見学などを経て採用。保育所で働くことを希望する人が大半で、入職後に「子育て支援員」の資格を取得する人もいるという。現在、あすなろ保育園、あすなろ第2保育園で計2人が用務員として働いている。

バスの運転や災害対応訓練で使うガスボンベの取り扱い、畑での農作業、遊具の修理、用水路のゴミ掃除など本人の強みを生かしながらさまざまな業務をこなすほか、園児と遊ぶこともある。

法人事務局長であすなろ第2保育園長の竹内寛和さんは「仕事の丁寧さに加え、園児の安全を守る我々職員にとって頼もしい存在。今後も採用を継続していきたい」と話している。希望があれば、介護型ケアハウスなど高齢者施設での採用も視野に入れている。