三重県が介護事業所の相談窓口開設 業務改善や機器導入を支援

2024年0723 福祉新聞編集部

三重県は1日、「みえ介護生産性向上支援センター」を津市に開設した。介護現場での生産性向上の取り組みを推進するため、県内の介護サービス事業所を対象に、業務改善に関する相談対応や介護ロボット、ICT(情報通信技術)機器導入に関する支援をワンストップで行う。

運営は県介護福祉士会と介護労働安定センター三重支部で構成する「みえ介護生産性向上支援センター運営事業共同体」に委託。

相談者が抱える課題に対し、関係機関や専門家と連携しながら課題解決に向けて支援する。相談に関する費用は無料で、電話またはホームページの専用フォームから受け付ける。

介護ロボット・ICT機器について、体験などが可能な展示会や、導入に向けて使いやすさなどを事前に確認するための試用貸し出し、研修会をそれぞれ実施する。

そのほか、業務改善に取り組むモデル事業所に対しては、ヒアリングによる業務の見える化、課題分析から機器の選定、機器導入キックオフなどを専門家が伴走で支援する。