ボランティア活動のピクトグラム 総社市社協と川崎福祉大が制作

2024年0222 福祉新聞編集部

岡山県総社市社会福祉協議会は川崎医療福祉大(同県倉敷市)の学生と共同で、ボランティア活動を表すピクトグラム(絵文字)=写真=を制作し、昨秋から無料提供も始めている。

 

総社市ボランティアセンターに登録するボランティアは2092人で減少傾向。加えて60~70代が多く、若い世代の参画をいかに促していくかが課題になっている。

 

同センターは災害ボランティアだけでなく、平時に行われているさまざまなボランティア活動にも興味を持ってもらう方策を検討する中、東京オリンピック・パラリンピックで話題を集めたピクトグラムに着目。年齢や言葉の違いの制約を受けず情報発信できる点に魅力を感じ、ボランティア活動のピクトグラムを制作することにした。

 

以前から付き合いのある同大医療福祉デザイン学科に制作を依頼。6人の学生からのデザイン案から、1デザインを選出。市社協と色合いなどの調整を重ね、完成させた。

 

絵本の読み聞かせ、点訳、見守り、災害ボランティアなど10種類で、それぞれの特徴を捉えた分かりやすいデザインに仕上げた。

 

市社協に限らず、全国の社協やボランティアグループも無料で利用できる。利用に際しては、著作権を持つ市社協に連絡してほしいとしている。