農水省が農福優良24団体を表彰 グランプリに青葉仁会など

2024年0131 福祉新聞編集部

農林水産省は19日、農福連携の優れた事例を表彰する「ノウフク・アワード2023」の受賞団体を発表した。応募のあった198団体から、受賞24団体を選んだ。このうち社会福祉法人はグランプリに輝いた青葉仁会(奈良市)を含む4団体だった。2月に都内で表彰式とシンポジウムを開催する予定だ。

 

青葉仁会は農業のほか、加工、販売などさまざまな業種の作業を通じ、障害者の成長や経済的自立を支援。40人以上が一般就労に移行した実績がある。

 

また、過疎化が進む地域でレストランや観光農園の運営、地域ホテルの再生など多角的に事業を展開する。

 

このほか社会福祉法人の受賞は、優秀賞のまつさか福祉会(三重県松阪市)、博愛会(大分県竹田市)、チャレンジ賞のゆうゆう(北海道当別町)。

 

まつさか福祉会は、高収益のいちご栽培や6次産業化で工賃向上を実現。農作物の国際認証規格の一つ「ASIAGAP(信頼できる農場と消費者を結ぶ認証制度)」も取得している。