老人保健施設3年連続で減少 特別養護老人ホームは108カ所増(厚労省調査)

2024年0202 福祉新聞編集部

厚生労働省が12日に発表した「2022年介護サービス施設・事業所調査」によると、22年10月時点の老人保健施設は前年から6カ所減り4273カ所となり、3年連続で減少した。定員は37万739人で1施設平均87人。利用率は87・5%で0・8ポイント下がった。

 

特別養護老人ホームは広域型が80カ所増の8494カ所、地域密着型が28カ所増の2502カ所。広域型特養の定員は59万2754人で1施設平均69・8人。利用率は94・7%で0・8ポイント低下した。

 

事業所数が多いのは▽訪問介護3万6420カ所(808カ所増)▽通所介護2万4569カ所(141カ所増)▽地域密着型通所介護1万9394カ所(184カ所減)▽訪問看護1万4829カ所(1275カ所増)。

 

従事者数は多い順に▽訪問介護54万4875人▽広域型特養49万3318人▽通所介護48万3449人だった。

 

経営主体をみると、老健は医療法人が75%、社会福祉法人が16%。訪問介護は営利法人が71%、社会福祉法人が15%。通所介護は営利法人が54%、社会福祉法人が35%などとなっている。