赤い羽根運動スタート 俳優・日向亘さんらが募金呼び掛け

2023年1008 福祉新聞編集部
イベントは浅草寺の境内で開かれた

第77回赤い羽根共同募金運動が10月1日、全国で始まった。今年度は182億1971万円を目標にしている。

 

浅草寺東堂(東京都台東区)境内で開かれたキックオフイベントで、村木厚子・中央共同募金会長は「社会課題を解決するためには、制度による支援に加え、社会福祉法人やNPO法人などが実施する多様でしなやかな民間運動の役割がとても重要だ」と強調。「困ったときにはお互いさまという思いに賛同いただければ」と訴えた。

 

また、武見敬三・厚生労働大臣は「しっかりと皆さんに寄り添いながら、困窮している人々に対する支援の輪が広がれば」と話した。

 

会場には、NHK大河ドラマ「どうする家康」で真田信繁役を務める俳優の日向亘さんや、大相撲九月場所で敢闘賞を受賞した熱海富士関も駆け付け、募金を呼び掛けた。

 

昨年度の助成先は、フードバンクやこどもの学習支援など生活困窮者支援(11億3484万円)、災害避難者支援(6億2375万円)、児童虐待防止(2億3399万円)などとなっている。